車屋寅次郎ものがたり
浸水に強い車、弱い車
2024.08.30
社長ブログ台風10号の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
R4年に起こった小松地区の豪雨被害で、県内でダントツ一番多額の被害が多かったのが我が社でした。 この時の経験から、浸水時の対応をお話します。
①まず冠水した道路に出くわしたら、とりあえず引き返す勇気を! いけー!と突撃した代償が数百万円ではシャレにならんです。
②エンジン不調になった時点で廃車確率高い。そして車が浮き始めてタイヤがグリップしなくなったら、さっさとあきらめてガラスを割り逃げて下さい。死ぬこと多いです。
③冠水した道路を走行するよりさらに車が死ぬ確率高いのが、駐車してある時。 ざっと深い水に入るより、長いことエンジン止めた時に水圧により、ダイナモ、ハーネス、電池、モーター類全てに水が入ります。 駐車時はたとえ数センチでもいいから高い場所を見つけて駐車! ちなみにうちの会社は全面床上浸水でしたが、横の焼き肉屋さんは無傷。たった5センチくらいの差でした。
④ハイブリッド電池はたいがい車の最下部にあるので、弱いと考えて下さい。 エンジンスイッチONにしたとたん、感電の可能性あります。
⑤ジムニーやランクルなどは強いとか言われてますが、その差は少し。過信はダメです。 でも噂で一番強いのはハイラックスだという噂です。
結果、今一番しなければならないのは、災害時のシュミレーション、訓練。 緊急避難情報が出る手前で逃げる場所、高い駐車場所を事前に探す。 ◆ここでポイント。 前の豪雨の時に近所のジャスコ屋上に車を退避させたかったんですが、途中の道がすでに冠水。アウトでした(;´∀`) そこにつながる道路もちゃんと高いとこにあり、行けるかチェックして下さい。
そしてまず我が身を守ることを優先に。 うちの会社も泥に埋まり被災して大変でしたが、まあみんな元気でしたし皆さんに助けていただいたりしてその後なんとかなるもんです。
人間、生きてりゃなんかなります(^^)