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ベトナムの人材について

石川県指定協の視察団がホーチミンを訪れています。
来るべき超人材不足社会のため、すでに実現しているベトナムからの若者労働者の教育の現場と、日本へと現実的派遣の方法と金額、注意点など実務的なことを聞いてきました。

整備学校での教育はおおまかなもので、就労者の90%は現地の日本企業へ。生産ラインの簡単な作業の会社へ。あと10%未満は日本。

一番の教育機関、日本語の学校へ。
田舎から出てきて朝5:30~肉体作りやかなり突貫的に半年間で日本語や作法を叩き込まれます。
狭い場所で寝泊まり、ベッドの敷き布団はありません。
教室はエアコンありますが、寝るところにはなし。 若者と話をしてきましたが、みな日本の東京や都市部に強いあこがれがあり、かなり必死です。かなり良くなっては来てますがまだまだ貧困で、現地での普通の給料は3万円。日本語を話せるようになると倍。
この学校もそうですが、人材派遣ビジネスの成功者になると何十倍にもなります。貧富の差は天と地なのです。

日本への現実的な費用は、
ベトナム労働者さんの負担は日本への旅費や学校への負担でまず100万円以上の負担。これはローンを組まされ、最初の一年間はタダ働きに近いでしょう。
就労パターンは1、3、5年。
でも彼らは何年も日本にいたいらしい。そんな頻繁に帰れなくても、ベトナムの奥地に暮らすよりは何倍もいい。彼らは必死です。

雇う側からすると、まず最低賃金と派遣会社への負担 。これだけで月に18万円くらい。これは日本人を雇う金額と変わりませんが、それだけ人材不足は深刻です。
実際の日本の整備会社への就職には様々な問題があり、簡単な単純労働ではない自動車整備にベトナムの労働者を使うのは、まだまだ難しいのかもしれません。
けど彼らのハングリーさと礼儀正しさは、このベトナムの武器ですね。

彼らがわが社で働くようになるのは、そう遠い未来ではないでしょう。



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2018年7月19日 10:32 カテゴリー<社長ブログ Comments (0)